<NEWS Release>

2017年4月28日

 

「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」開始
芸術を通して病気の子どもたちを支援

「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」開始 芸術を通して病気の子どもたちを支援

 

 

美容製品や栄養補助食品を製造・輸入・卸売販売するニュースキンジャパン株式会社は、病院の施設内にアーツ(美術、絵画、音楽など)を施し療育*1 に取り組む「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」を、本年4月より支援します。当プロジェクトの第1弾として、東京藝術大学の松下 功 副学長、藤崎 圭一郎 教授の協力を得て、長野県立子ども病院でプロジェクトを開始いたします。

 

「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」では、東京藝術大学の教授や学生が、子ども病院の医療施設に合わせた療育アーツを制作します。長野県立子ども病院の医師や看護師の意見も踏まえ、回廊などにアーツをつくり上げる予定です。起き上がることが困難な子どもも多数いるため、視界に入る天井、壁の上部などへの絵画なども計画し、年内の完成を目指しています。また、絵画だけでなく、触れることのできる美術や癒しをもたらす音楽なども研究していく予定です。

 

東京藝術大学では、アーツとスポーツ、サイエンスを融合し、新たな価値を創造することで、社会に貢献、変化をもたらす新たな試みを行っています。芸術と科学など異なった分野を融合させることにより、豊かな心、感動のあふれる社会づくりの一助となるプロジェクトを、松下 功 副学長を中心としたメンバーで推進しています。今回のプロジェクトでは、松下 副学長をはじめ、藤崎 教授や学生たちが協力しアーツを制作します。

 

ニュースキンジャパンは、Force for Good*2(以下、FFG)の理念を基に、2006年にFFG基金を設立し、支援を必要とする子どもたちへ笑顔を届けることや、次世代を担う子どもたちにとって住みよい世界を創る活動に役立てています。今回、常時医療的ケアが必要な子どもが年々増えている日本国内の現状を踏まえ、療育支援の取り組みが重要と判断し、本プロジェクトへのサポートを行うこととしました。ニュースキンジャパンは、これからも多くの子どもたちの輝く未来と笑顔につながるためのサポートを実施してまいります。

 

*1 ことばや身体機能など、発達に遅れのみられる子どもについて、生活への不自由をなくすようにトレーニング・教育を行うこと

*2 ニュースキンが「人々がより豊かになるための力となる」という企業理念に基づいて行っている社会貢献活動です。世界中の会員および社員からの寄付は、世界約50の国や地域で、環境保護、難病根絶のための研究など、特に子どもたちにとってより良い世界を創造するためのさまざまな活動に役立てられています

 

 

アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクトのメンバー

松下副学長をはじめとしたプロジェクトメンバーと長野県立子ども病院を視察。原田 順和 病院長と共に。

松下副学長をはじめとしたプロジェクトメンバーと
長野県立子ども病院を視察。原田 順和 病院長と共に。

企画・研究・プロデュース

東京藝術大学

松下 功 副学長

藤崎 圭一郎 教授(美術学部デザイン科)

丸山 素直 非常勤講師(美術学部デザイン科)

三好 大輔 非常勤講師(美術学部デザイン科)

監修 一般社団法人アーツ・イノヴェーション・プロジェクト

三好 泉 事務局長

<松下 功 プロフィール>

東京藝術大学 副学長

東京藝術大学 演奏藝術センター 教授

日本作曲家協議会 会長

東京藝術大学、同大学院修了

ベルリン芸術大学に留学

1986年までベルリンに滞在し創作活動を行う

1986年第7回入野賞受賞

1998年長野冬季オリンピック文化プログラム・オペラ「信濃の国・ 善光寺物語」や開閉会式選手入場の音楽を作曲

2000年和太鼓協奏曲「飛天遊」が、ベルリンフィル・サマーコンサートで演奏され好評を博す

1999年~2004年および2014年から現在までアジア作曲家連盟会長を務める

<松下 功 プロフィール>

 

長野県立子ども病院

長野県立子ども病院

1993年、長野県安曇野市に設立された小児専門病院。設立以来、小児高度医療だけでなく周産期母子医療 (妊娠から出産・新生児医療)を一体的に行うための施設である母子医療センターを併設している。長野県で唯 一の総合周産期母子医療センターと小児救命救急センターの認定施設。

http://nagano-child.jp/