<NEWS Release>
2019年6月28日
ニュースキンジャパン株式会社
学校変革プログラム「リーダー・イン・ミー」
2019年度は公立小学校17校、計6,999名の児童を支援
ニュースキンジャパン株式会社は、一般社団法人 The Global Leadership Impact Fund Japan(所在地:東京都千代田区、代表理事:猪口 真/以下 TGLIFJ)が取り組む学校変革プログラム「リーダー・イン・ミー」の導入支援を今年度新たに公立小学校4校へ開始します。今回の支援により2019年度は、計17校6,999名の子どもたちへプログラムを実施します。
リーダー・イン・ミー(The Leader In Me)とは?
教育者たちと協力して開発された、21世紀に生きる子どもたちのために必要とされるスキルを育むための学校変革プログラムです。すべての子どもはリーダーになれるという方針のもと、スティーブン・R・コヴィー著『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』のフレームワークに基づき3年間かけて導入し、自分で考え主体的に行動するリーダーシップを学校全体で育成するものです。
「リーダー・イン・ミー」
導入支援校
今年度でTGLIFJとのメインスポンサー契約締結から4年目となります。これまでに導入した学校では、子どもたちに大きな変化が見られ、今後も継続してプログラムを実施することとなりました。そして、新たに東京都と大阪府の各2校の公立小学校、計1,237名の子どもたちへ、3年間のプログラム実施を支援します。
年度 |
学校 |
児童数 |
2016年度 |
茨城県猿島郡境町の公立全小学校5校
|
1,248名 |
2017年度 |
東京都の公立小学校3校、大阪府の公立小学校1校
|
3,013名 |
2018年度 |
東京都の公立小学校4校 |
1,500名 |
2019年度 |
東京都東大和市の公立小学校1校 |
284名 |
東京都東久留米市の公立小学校1校 |
349名 |
大阪府大阪市の公立小中一貫校(小学校)1校 |
425名 |
大阪府大阪市の公立小学校1校 |
179名 |
4年間 |
導入小学校17校 |
総計6,998名 |
「リーダー・イン・ミー」は、ニュースキンジャパンの支援により、公立小学校への研修やワークショップの実施、テキストの制作、配布などを行なっています。
「リーダー・イン・ミー」
プログラムの概要
■ 初めに: 教員への研修・ワークショップ
導入1年目ではまず最初に、すべての教員で、それぞれのもつ考えやビジョンについて話し合い、学校全体のビジョンと目標を決めます。そのうえで、プログラムをどのように授業や学校生活のなかに導入していくかを話し合います。
今年度より導入した東大和市立第三小学校では4月、校長、教頭、教務主任などの管理職を含めた全教員のための研修・ワークショップを実施。「7つの習慣」の概略を理解することや、「リーダー・イン・ミー」の重要な点である「リーダーシップの育成・主体性の涵養」が、一部のリーダーのためのものではなくすべての教員と子どもを対象にしたものであることを、子どもたちに教える前に教員が学びます。
■1年目:リーダーシップ・主体性の文化の形成
「7つの習慣」の概要の理解やパラダイム(発想)の変換を、まずは教員自身から始め、次に子どもたちも含めた学校全体で、リーダーシップを発揮するための下地をつくります。
■2年目:リーダーシップ教育のツールの導入
授業で学ぶ「7つの習慣」の基本原則を日常生活で応用できるよう、校内掲示などの補助教材も使いながら行事、特別活動、クラス活動などさまざまな機会を捉えて実践していきます。
足立区立花保小学校1年生の授業
第2の習慣「ゴールを決めてから始める」について知り、目標に向けて行動することを身につけるため、「どんな1年生になりたいか」を子どもたちが自分で考え、友だちと共有しました。また、立てた目標についての感想などをまとめました。
足立区立花保小学校3年生の授業
「聴くときに大切なことを考える」ためのグループワ ーク。だまし絵を用い、同じ絵でも「うさぎ」に見える人と「アヒル」に見える人がいることを体験することで、自分の見方や捉え方だけではなく、「相手を理解するために話を聞く」ことの大切さを学びました。
■3年目:成果の最大化
自立から相互依存(共生と協働)へと主体性発揮の領域を広げることで、自尊感情や学力の向上に至るバランスのよい習慣、人格を養います。
茨城県境町立猿島小学校のリーダー活動
子どもたちが「学習リーダー」「ぴかぴかリーダー」などさまざまなリーダーを担っています。左は、「挨拶リーダー」がスクールバスから降りてくる子どもたち全員とハイタッチをして朝の挨拶をする様子。この挨拶で、みんなが楽しい気分で一日をスタートすることができ、学年を超えたコミュニケーションが図れ、学校全体の繋がりが生まれています。
ニュースキンジャパンは、Force for Good*(以下 FFG)の理念の基、2006年にニュースキンジャパン FFG基金を設立し、支援を必要とする子どもたちへ笑顔を届けるための活動や、子どもたちにとって住み良い世界を創るための活動などに役立てています。今後も「リーダー・イン・ミー」の導入支援を継続することで、多くの子どもたちの輝く未来と笑顔につながるためのサポートを実施してまいります。
* ニュースキンが「人々がより豊かになるための力となる」という企業理念に基づいて行っている社会貢献活動です。世界中の会員および社員からの寄付は、世界約50のマーケットで、環境保護、難病根絶のための研究など、特に子どもたちにとってより良い世界を創造するためのさまざまな活動に役立てられています。2016年から、ニュースキンジャパンのすべての製品の売上利益1%を子どもたちの笑顔をつくる活動に役立てる「One for Smiles」をスタートしました。
■一般社団法人 The Global Leadership Impact Fund Japan
グローバルにも通用するリーダーシップ教育について、さまざまな論議がある中、人格主義が基礎となるリーダーシップこそ、真のリーダーシップと考え、そのような教育を広めていく活動を目的として、フランクリン・ コヴィー・ジャパン株式会社の支援を得て、2015年4月に設立されました。以降、同方針に賛同が得られる企業へのスポンサー支援の呼びかけや、公立学校へリーダーシップに関する講演や授業を行うなどの、直接的支援等、活動を行っています。
http://leadershipjapan.org/